科學に國境あり ~人類学史とかたまり歴史地図~

 

「國境のある技術が國境のない科學に立脚してゐるといふことは、實は不徹底であつて、單に科學の應用の仕方に國境を設けるばかりではなく、進んで科學それ自身をも敵に知らせない様にすることが戦時に於て執るべき措置といふべきであらう。」(仁科芳雄)
参考文献:「科學に國境あり」 仁科芳雄 昭和十七年十一月 学士会月報

最大の共同体は「國」です。「國」のお陰で人類学の発見がありました。「國」がなければ考古学は出来ませんでした。
グローバルで国境がないといわれる今も、その時滞在してる「その國」の環境のお陰で活動できます。
国境を無くせば、その時最も強い彼の民族などの粛清と奴隷制資本主義的支配で人類学どころでは無くなります。


各民族の本質が土台になっているので、現実の歴史事実を見ても、進歩史観というものは全く当てはまらないのが分ります。
いつの時代も地球のどこかで戦争が起きています。「一つの世界」を目指している人々は地球「連邦国家を準備」しているとの事で、「國境」を無くすのが目標であり、彼の教義が書かれている通り他の民族を根絶やしにするために戦争をしてきたとも言われてます。虐殺や奴隷的支配と言われないために、戦争という形をとってきたとも言えます。(「奴隷は、合法的征服者と俘虜との間に、継続している戦争状態」(ジョン・ロック))

また、内戦を起こさせてそれに乗じて実質的に乗っ取るというのも多いです。それらの実例は歴史上で沢山あります。

 

他国の国債をかなりの部分おさえたり、軍事力の優位などを利用して、他国に対して経済構造の変更を強要して、中間層人口をかなり減らし、転落した中間層の自殺が多発する。 これは見えないようにした虐殺といえます。 中間層を減らし、ピラミッド型の格差社会へ変えてくことにより、国民の不満を高めて革命へと状況を進める、国民がまとまらないように様々な分断工作をして統治するという侵略手法は世界史上でも現在でもたくさん行われております。 これらは他国の国境線を分割してから国境線を無くすという流れです。 国境を無くす方向性は、古来の国際金融資本などの1%の人間にとっていろいろな面で都合が良いのです。 そもそも、植民地は強制的に国境を無くされた国とも言えて、今日よく聞く強制的に関税自主権を無くし国境を無くす方向性に流されるということは、強制的にしてくる側の植民地または経済植民地にされてしまうということであります。

しかし、「國境」を無くす実験の結果は、今まさにEUが崩壊しかかっておりますし、ソ連邦は既に滅亡しました。強制的に「國境」を無くされた自治区などは虐殺や自殺が頻発してます。古代都市国家が滅亡したのは関税自主権が無くなったからで、国境が無くなり一つの地方になった状況なので、他国の権力者が好きに搾取や虐殺をするケースが殆どです。

 

日清日露と戦い勝ち、ようやく日本が得た関税自主権を手放すのは、日本の爲に命を国に捧げられた偉大な先人の方々に大変申し訳なく思います。また、これからの日本人の子孫にも申し訳なく思います。

日本以外の国は国際法を守らない国が多く、世界で言われている綺麗事を当てにしていると滅ぼされます。それは、現実の歴史事実を見れば明らかであります。

「新大陸の原住民は使わない全人類共有地を持ちすぎ。その全人類共有地を、労働によって有効活用する者が土地の所有権を得る。全人類の物だから略奪ではない」というジョン・ロックの詭弁によって、原住民を滅亡するまで大虐殺し新大陸を侵略占領したことをごまかされてきました。
そして今、日本に対し情報戦争や間接侵略や民度破壊工作も盛んに行われてます。戦時に非常に近い現実です。
仁科博士の言われた通り、護國の爲に科學にブラックボックスを入れる必要もあるのではないでしょうか?


宇宙の始まりから未来永劫まで物質が全てつながっているという事が事実だとしても、結局は、すべて「國」のお陰で人類学や科學の認識があります。世界から國が滅び環境が無くなれば、それまでの人類学の認識も0に戻ります。そして、「人は万物の長」であり猿から人は決して生まれません、と「修身」の中でそう教えてたのが日本の文化や伝統を大切にする本当の日本の心です。

地球上の国々を認めた上で、家族のように仲良くやっていこう、というのが「八紘為宇」の心です。

宇宙のはじまりの天之御中主神から続く日本の建国神話、そして日本人の敬神崇祖の念と八紘為宇の心を取り戻し、子孫に伝えていきましょう。

永久に変わらない天照大神さまの天壌無窮の御神勅をお守りするために。